「切り返しがうまくいかない」「クラブの軌道が安定しない」
こんな悩みを持っているゴルファーはとても多いです。
その原因の多くは、ダウンスイングの切り返し部分にあります。
ダウンスイングの入り方がズレると、軌道やフェース面を暴れさせることになるので、その後のインパクトに大きな影響を与えてしまいます。
今回は、ダウンスイングの入り方を中心に、ポイントや自宅でできる練習法を紹介していきます!
切り返しの重要性とは
切り返しは、トップからダウンスイングへ移る動きのことで、
「力を伝える準備」や「軌道を決める動作」ともいえる重要な瞬間です。
ここでのミスは取り返しがつかず、この後起こる結果の起因となります。
・肩を早く左に回して手元がボール側に出てカット軌道になる
・腕ではなくクラブヘッドを先に動かしハンドレイトなインパクトになる
・力みすぎてクラブシャフトの動きを無視した使い方になる など…
切り返しをスムーズにするポイント
1.まず、動かしているのは下半身であるということを意識する必要があります。
下半身が動くから上半身は動いている。
決して上半身を先に動かしているわけではありません。
2.クラブと手の関係性で言っても、ゴルフスイングは二重振り子構造なので、
振り子の先端であるクラブヘッドは一番最後に動く必要があります。
3.ボーリングをイメージしてみてください。
無理に振ろうとせず、一瞬重みに任せて自然に落ちてくる感覚を大切に。
自宅でできるドリル
◎タオルドリル
タオルの先を丸めて片手でいいので振る
→しなりの邪魔をしない練習、一瞬待つ感じで粘りながら振るイメージ
◎ペットボトルドリル
2リットルのペットボトルに半分くらい水を入れ左右に揺らす
→おろすときに水が暴れないようにする、ボーリングを投げるイメージ
◎ヘッドカバー投げドリル
両手でヘッドカバーを触れる程度で挟み投げる(クッションなど何でもいい)
→左に踏み込みながら、どこから力を出力しているかを覚えるドリル
まとめ
ボールとクラブが接触するインパクトを正しく迎えるためには、このダウンスイングの切り返し部分が最も影響し、ここが安定すると、ショットの精度と飛距離は飛躍的に向上します。
スイングの良し悪しは、切り返しの良し悪しといっても過言ではないので、自宅でもできるドリルを習慣にして、スイングの土台をしっかり固めていきましょう。
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