ゴルフスイングを安定させるには、正しい体重配分を身につけることがとても大切です。
体重配分が崩れると、「打った後にふらつく」「打点が安定しない」などの悩みが出てきます。
本記事では、ゴルフの基本でありながら見落とされがちなスイング中の体重配分とバランスについて、具体的な改善方法を解説します。
スイングがブレる原因は”足裏の感覚不足”かも?
ゴルフスイングにおいて「バランス」は最重要の要素です。
多くのゴルファーが、手や腕の動きばかりを意識していますが、実は足裏の感覚と体重のかかりかたがスイング全体の安定性を決めているといっても過言ではありません。
「足がブレれば手もブレる」下半身がブレれば、当然上半身もブレるわけで、スイングの安定性は足にかかっています。
母指球にのるは勘違い?よくある体重配分のミス
日本では、「足の母指球にのりなさい」と昔から言われています。
「母指球」とは、足の親指の付け根にあるふくらみの部分です。
にもかかわらず、多くの方は「足の指」に体重をかけています。
つまり、つま先立ち状態でゴルフをしていることになります。
・前傾状態でつま先に体重配分
・ダウンスイング中も両かかとが浮きっぱなし
・右足の外側にかけすぎて左右のバランスが崩れる
このような体重の偏りが、スイング全体のバランスの悪さになってしまいます。
理想の体重配分とは?

◎アドレス時
・母指球とかかと側に五分五分(足指にはのせない)
・足指で地面を噛んでいるなら、足指とかかと側(足裏全体の感じ)
◎バックスイング
・左右比率は、MAX右7割(右の外側にのらない)
・右足はかかと側に多めでかかる
◎ダウンスイング
・左かかと方向にのせる(つま先にのるならかかと方向に踏む)
・右足は母指球、つま先側になる
体重配分を鍛える練習法
①練習器具にのって素振り
→バランスディスクなどにのり足裏を鍛える
②つま先・かかと意識練習
→バックスイングで左足はかかと、右足はつま先をあげて前後に動かす
③壁ドリル
→頭を壁すれすれにして構え素振り(何も持たなくてもいい)
足裏のバランス感覚を高めたい方におすすめなのが、こちらの「スイングバランスパッド」です。
ゴルフスイングの体重移動を意識でき、バランスを整えながら練習できますよ。
まとめ
地面と接しているのは「足」です。
クラブを正しく振るためには、まず、足裏で地面を感じ、バランスよく立つことが安定したスイングの第一歩になります。
構えた時、スイング中、常に自分の体重配分を意識しながら練習していきましょう!
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