はじめに:顔の向きでスイングが崩れる?
スイングが安定しない原因の一つに「顔の向きや目線のズレ」があります。
特に初心者に多いのが、
・ボールをずっと見ようとして顔を固定しすぎる
・バックスイングで頭の位置が変わりすぎて軸がズレる
というような「固定しすぎ or 動きすぎ」問題があります。
この記事では、スイング中の顔や目線の使い方と、自宅でもできるチェック方法をご紹介します.
よくある勘違い:「顔を残せ」は逆効果?
「最後までボールを見てろ」「顔を残せ」と言われたことはありませんか?
このアドバイス、実はゴルフの上達を妨げる要因の一つとなります。
無理に顔の向きを変えず残そうとすると、
・首がとまり、体すべての動きがとまる
・腕が詰まり、左ひじが引けたスイングになる
・振ってくるときの首への圧力が強いため痛めやすい
顔の位置を固定してボールをみるという行為に何の効力もありません。
大切なことは、「自然な体の動きに合わせて顔も目線も連動して動く」ことなんです。
理想的な顔の動きと目線の使い方
◎バックスイング:自然に右に向く
・背骨を中心に体が右に向くとき、顔も少し右に向く(首にねじれは入らない)
・ボールは、左眼の横眼で見る感じ(じっと見つめなくていい)
◎インパクト:ボールを右側から見る意識
・ボールを「見続けよう」とせず、右からボールをみる意識
・「頭を残す」意味は、アドレスで中心に構えた位置から、「右側に残す」という意味
◎フォロースルー:顔も振りぬく方向へ
・インパクト後は、顔も自然にターゲット方向へ
・打った後もボールのあった場所を見続ける意味はない(首を痛めるだけ)
自宅でできるチェック法
◎壁を使った「頭突き防止ドリル」
1.壁の前に立ち、頭を壁すれすれに構える
2.素振りをして、壁に当たらないか確認
→右に向いたとき、首もいっしょに動いてねじれが出てなければOK!
◎鏡を使った目線チェック
・鏡の前でスイング動作をして、目線がどう動いてるか観察
・その場で自然に動いているか確認(若干横目で見てるはず)
◎ボールの後ろに目印を置くドリル
・右太ももを過ぎたところに何か目印を置き、そこを見るようにする
・クラブを持って、右太ももを過ぎたことろまでヘッドを目で追いかける
→ボールを凝視しすぎない練習
まとめ:顔の向きが変わればスイングが変わる!
顔の向きや目線の使いかたを見直すことで、体の動きがスムーズになりミスが減ります。
「固定する」「動きすぎる」でもなく、”体の動きに合わせて自然に連動させる”ことがポイントです。
自宅でもできる練習を取り入れて、ぜひ試してみてください。
関連記事・次回予告
▶関連記事:「スイングの第一歩!テークバックがスムーズになる体の使い方を解説」
▶次回記事:「足裏の感覚を磨け!スイングが安定する体重配分のコツ」
コメント